輪廻転生型ボードゲーム『たんば』
『たんば』ってボードゲーム。
人生ゲームの輪廻転生版。人生だけじゃ済まない。
正式名称『輪廻転生リバーシブルゲームたんば』
何をリバーシブルしてんだ。
ジジイババアどもは輪廻転生とたんばって単語でピンとくると思います。
1987年のゲームだからね?ギリギリ三浦大知が生まれたか生まれてないかくらいの年です。
この時点で若者置いてけぼり。
外箱にもうデカデカと書いちゃってる。
「推薦の言葉」
来世を信じるも信じないもあなた次第だ。ー丹波哲郎
何に対しての推薦か分かんねえよ。
肝心のボードは
表と裏の2面あります。
ここで出てきたリバーシブル。
相原コージ大先生の絵で現世と死後の世界が描かれています。
ゲームの内容もリバーシブルだから面倒くせえ。
要はすごろくだからサイコロ振ってマス進めて現世から死後の世界に移行してゴール目指して遊びます。
細かい内容を書くと、
「現世」で虫やら鳥やら魚やらの役を持ったプレイヤーは徳を積んだり三種の神器揃えながら人間への輪廻転生を目指します。
誰かがゴールの「人間」になるか「たんば」のマスに止まった時点で裏面の「死後の世界」へ移行します。
ここまで現世パートなんだけど何がやべえって全然進まねえ。
人間に行き着くまで輪廻転生4回もあります。
水に棲むもの→地を這うもの→空を飛ぶもの→4本足で歩くもの
これら転生を経てやっと人間になれる。
ちょっと業が深すぎない?
しかもちょくちょくスタートに戻れとか最悪前世にもどされる。ぜんっぜん進まない。
輪廻転生4回目にて、ふりだしに戻った瞬間ふjしsfjkdlsっkhf!!!!
徳とか罪とかのマスに止まるとそれぞれ徳カード、罪カードが貰えます。
徳カード5枚分で死後の世界でのマストアイテム「三種の神器」「守護霊」と交換できます。
一方、罪カードですが
罪カード10枚分で徳カード1枚分に交換できます。
何そのマイナスとマイナスかけたらプラス理論。
肝心の罪はカードの中身はというと
ガチじゃん。
大罪まである。
罪カード10枚分
これが
徳カード1枚分
これに
なるわけねーーーーーだろ
サイコパスかよ。
マス進んでは戻りの一進一退だからこういうのがどんどん溜まっていきます。
何ならストレスも溜まる。
そして誰かが人間になり天寿を全うしたと仮定して、「死後の世界」へ移行。
で、このパートの何が凄えってプレイヤーが現世で貯めた罪と徳カードの枚数でそれぞれのスタートするマスが決まる仕様で
徳がマイナスになって罪がプラスになる。
罪カードが多い方がゴールの神界に近づきます。
徳カード多い方はゴールから遠ざかって最悪地獄からのスタート。
これに関して説明書に書かれたありがたいお言葉は
『徳カードが多いということは現世で私利私欲を貪った結果とみなされるからです。浅ましい心の穢れ・驕りを祓い、一刻も早く神の御許にすすみましょう。』
この世は地獄で出来てるの?
こんな徳と愛にあふれた行動を取って天国から遠ざかんないといけないんすか?
これゴールが神界ってマスで、これも現世以上に辿り着かない。
三種の神器とか守護霊手に入れないと無理ゲーでして。
これが徳カードと交換できる三種の神器と守護霊。
精霊界、霊界、天界、天上界っつーマスがあってサイコロ関係なく止まって指示に従わないといけないんだけど
三種の神器必須で無ければ人間界って特別なマスに落とされて2回も休まないといけない上にほぼ振り出しからのスタート。
誰も進まない。
ゴールに進むにつれマスの指示もアイテム渡せとか何マス戻れしかないからストレスで尿酸値上がるかと思いました。
最初はなんだこの人生ゲームって笑い流しながらやれるけど最後は死んだ目をしながらやってた。
輪廻転生ってこんな大変なんだと気付かされました。
ってか始まる前から凄い
何がすごいって説明書が
参考書かな。
これゴールまで行くとすごい徳を積んだ気分になれるからオススメですよ。
PCゲームもあるぞ。